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穴部分のクロスが残っていない壁穴補修(最初のレポート)

子供が階段で足を滑らせ壁に穴を空けてしまいました。

修理しても請求書が出せないのでしばらく放っておいたのですが、このホームページを作り始めていた頃だったので思い切って補修作業を写真付きのレポートにまとめて記事にしようと考えました。

使用した道具類・金物・ボンド・糊などは、ほとんどホームセンターで揃います。DIY好きな方には多少参考になるかも知れません。

ただし、チャレンジは自己責任でお願いします。

せっかくなので

壁穴部分のクロスも残っていない悪い条件を想定して修理しました

補修作業・カメラマン・モデル 兼任のレポート作成は大変でした。

最初のレポートです。


01.

今回修理する場所を確認します、玄関土間から見た階段部分です。

最初のレポート 01

02.

一見すると直径10センチ位の穴です。


03.

穴の表側だけでなく裏側の傷み具合も確認します、下地材料は12.5ミリの石膏ボードでした。

今回は壁穴部分のクロスが残っていない悪い状態を想定して修理します。

最初のレポート 03

04.

使用する主な補修材です。


05.

用意した道具類です。左側がクロス補修用、中央が共通使用、右側が壁穴補修用。

後から見直すとあまり正確でなかったかも、まあ参考ということで・・・


06.

作業を始めます。まず裏側の傷み具合を確認して大体のカット位置を上下左右に付けます。


07.

こんな感じです。

次にこの穴の補修用石膏ボードを、カット位置の印と同じ大きさの長方形にカットして上下の分かる○印を付けます。


08.

カットした補修用石膏ボードを壁に付けた印に合わせボードにそって線を引きます。


09.

石膏ボードを外すとこんな感じ。
この線に沿ってボードをカットします。


10.

カット方法は「カッター」と「まわし引き」に大きく分かれます。

今回は小さな穴なので定規を使用してカッターでカットしました。

まわし引きは、写真05 中央付近の細いノコギリです。


11.

壁をカットするとこんな感じ。

この穴に補修用にカットした長方形の石膏ボードを取り付けます。


12.

次は補修用ボードを取り付けるための押さえを、今回は穴の上下に取り付けます。

押さえは、適当な大きさにカットした長方形の石膏ボード2枚。

取付材料は、適当な長さのビスと木工用ボンド。


13.

押えを取り付ける前に、これから行う作業の下準備をして置きます。

  1. パテ処理に必要なスペース穴の周り10センチ前後のクロスを剥がして置く。
  2. クロスの重ね切りのために剥がしたクロスの縁にそって、紙のマスキングテープを貼っておく。

1と2 の理由は読み進んでゆくと解ります。


14.

取り付けは写真のように、押さえの必要な部分に木工用ボンドを塗り。


15.

下に落とさないように注意してビスで固定する。


16.

押さえ取付後に、補修用ボード裏面の必要と思う部分に木工用ボンドを塗ってビスで固定する。


17.

補修部分の凸凹を平らに近く修正するため、下塗りパテと仕上げパテを2回に分けてかけます。

まず粗目のサンドペーパーで補修部分表面のバリを取ります。

この時ビスの頭の出っ張りを感じたらビスの増し締めをして下さい。


18.

まず下塗りパテを塗ります。


19.

こんな感じに平らに近く、ゆるやかにパテを塗ります。「ゆるやかに」は非常に大切です。完全な平面には補修できません。

この下塗りパテが乾いてから粗目のサンドペーパーで全体を調整してから仕上げパテを塗ります。

なぜ穴の周り10センチ前後のクロスを剥がすか解って頂けましたか。


20.

下塗りパテが乾くのを待つ間に補修用クロスを準備します。

クロスの品番が判り見本帳が継続していれば材料は簡単に手に入ります。この材料は品番が判らず、似た材料を探しましたが適当なものが見当たらなかったので現場調達にしました。

家具や額に隠れているスペースや目立たないスペースから必要な大きさを剥がして補修材料にします。

今回は写真の額に隠れているスペースにしました。


21.

必要な大きさにカッターを入れ破れないように注意して剥がします。


22.

上下が判るよう、剥がした材料の裏面に印をしておきます。

補修用クロスが準備出来ました。


23.

パテ処理に戻ります。

この作業について少しご説明します。今回使用したパテは2種類とも粉状のパテをを水で溶くタイプです。どちらも乾くと水分が蒸発して少しへこみ、塗られた部分の厚みの違いでゆるやかな凸凹が出来てしまいます。

  • 下塗りパテの特徴は、乾いてもへこみが少なく・柔らくてサンドペーパーで削りやすいが、クロスが(糊が)接着しにくいタイプ。
  • 仕上げパテの特徴は、乾くとへこみが大きいが、クロスの(糊の)接着力は強いタイプ。

まとめると、下塗りパテを乾かしてサンドペーパーで平らに近く削り、仕上げパテを乾かしてクロスを貼る。

以上です、文章での説明は難しい・・・


24.

サンドペーパーで平らに近く削った後、仕上げのパテを塗ります。

使用した2種類のパテは共に120分乾燥タイプです。今回は硬化促進剤とドライヤーで強制乾燥させましたが時間があれば自然乾燥が一番です。


25.

これで仕上げパテが乾けば壁穴補修は終わりです。


26.

続いてクロスの部分補修のレポートです。

クロス貼る前に仕上げパテのバリを地ベラ等で落とします。仕上げパテはなるべくサンドペーパーで削らないように作業しますが、現実はケースバイケースですね残念ですが。


27.

割と小さな部分補修なので、マスキングテープ外周の大きさにカットした補修材料に糊を付け2~3分オープンタイムを取って貼り付けます。

マスキングテープは重ね切り部分の下クロスに糊を付けないために貼ります。


28.

左手はスキジー、右手はブラシ、撫ぜつける道具はなんでも結構です。しっかり圧着することが大切です。


29.

マスキングテープ上で重なっている2枚のクロスの上に定規を当ててカッターでカットします。

カット後、不要部分のクロスを取り除きます。

必要以上に力を入れて下地の石膏ボードを深く傷つけぬよう注意して下さい。


30.

補修用クロスを持ち上げて、壁クロスのカットした部分にはがれ防止に少量のコークボンドを塗ります。

コークボンドはチューブに入った色のついた水性ボンドです。


31.

ヘラやローラーでジョイント部分を丁寧に圧着する。


32.

はみ出したコークボンドをマスキングテープに押し出すように圧着するのがコツです。


33.

圧着が終わったら残ったマスキングテープを剥がします。

この時が一番楽しいですね。


34.

気になる部分をローラー等で最終調整します。


35.

今回はこんな感じに仕上がりました。よく見ると補修部分が解りますね。

補修で大事なのは、80点で良しとする事です。

100点と感じたらラッキー、目に見えない力に感謝しましょう。


36.

80点かな・・・


37.

これで最初のレポートを終わります。

説明は難しい。


あとがき.

いかがですか?

ご自分では無理だと思った方は、ぜひ当店にお問い合わせ下さい。

このレポートを書きながら思い出しました。

あるタイル屋さんのご自宅に仕事で伺った時、台所のタイル部分がモルタル下地のままでした。

また、ある左官屋さんのご自宅に仕事で伺った時も和室の壁がモルタル下地のままでした。

どうも建築職人は、自宅で自分の仕事をするのが嫌いなようです。

ご覧頂き ありがとうございました。

レポート 一覧をご案内します。

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