材料について
主な使用材料を簡単にご説明します。
種類別にご説明します。
ビニールクロス
織物クロス
紙クロス
大きく【純壁紙】と【和紙壁紙】に分かれます。
【純壁紙】
【和紙壁紙】
特殊なクロス
塗装下地用・掲示板用・プロジェクター用・天然素材を使用した壁紙など多種。
床材について
種類別にご説明します。
クッションフロア(CF)
カーペット(ジュータン)
屋内の床に敷くための織物や敷物。
素材の種類
- ウール
強度 〇 弾力性 ◎ 汚れ落ち ◎ - アクリル
強度 〇 弾力性 〇 汚れ落ち 〇 - ナイロン
強度 ◎ 弾力性 ◎ 汚れ落ち 〇 - ポリエステル
強度 ◎ 弾力性 〇 汚れ落ち 〇 - ポリプロピレン
強度 〇 弾力性 △ 汚れ落ち ◎
記号:◎ 優秀 〇 普通 △ 少し劣る
パイルの種類
- カットパイル
毛先を揃えてカットしたパイル。
柔らかい肌ざわり。弾力性・耐久性はループにやや劣る。 - ループパイル
毛糸をループ状にしたパイル。
耐久性に優れ、汚れにくくほこりも目立ちにくい。 - カット&ループ
上記二つを組み合わせたパイル。
色や織り方の組み合わせで、いろいろな風合いを表現。
施工方法
- グリッパー工法
床の壁際周囲に釘を打ち込んだ「グリッパー」と呼ばれる部材を壁との間に数ミリ隙間を空けて取り付ける。
その隙間の反対側に「フエルト」と呼ばれる下地材を敷き詰め、その上にカーペットを敷く。
そのカーペットの端をグリパーの釘に引っ掛け、壁より数ミリ大きくカットして、カットした部分を壁とグリッパーの隙間に差し込んで固定する施工法。
「敷き込み」とも呼ぶ。 - 直貼り工法
下地に糊・両面テープ等で直接固定する施工法。 - 置き敷き
玄関マットや台所マットのようにカットしたカーペットの端をオーバーロック(ホツレ止め)して床に置くだけの施工。
タイルカーペット
フロアタイル
襖紙について
襖の始まりは平安時代と言われています。
令和の現代「襖」は希少で、我が家は襖はもちろん障子も和室もありません。
経師屋なのに・・・
そこで私の拙(つたな)い襖紙の説明ではなく、少し大きく「襖について」解説させて頂こうと思いネット検索しました。
ありました、素晴らしいホームページが。
- 2020年4月開設
- 国内の主要材料メーカーが協賛
- 見づらいコマーシャルが無し
“ そうそう親方から教わったなー ”
と、小僧時代を思い出させてくれたホームページ。
それではご紹介します。
現代の襖紙
上記「日本の内装材料辞典」より、襖の基礎知識『襖紙の素材による種類』ページを抜粋して転載させて頂きます。
襖紙の素材による種類
7. 上新鳥の子: 鳥の子の普及品で、紙はすべて機械漉きのため比較的低価格で均質、という特徴をもちます。鳥の子の肌合いを生かした無地、機械漉き模様、後加工による模様付けなど、和紙の襖紙の中では種類が最も豊富です。これらの特徴から、一般住宅や集合住宅などによく用いられ、名称を略して「上新」とも呼ばれています。
8. 新鳥の子:襖紙の中で最も廉価で、製紙から模様付けまで一貫して機械生産されています。紙は主として特殊な抄紙機で漉いた再生紙を用い、特殊輪転印刷機による模様付けの後、エンボス加工が施されます。模様(絵柄)は一般的に使いやすいものが多く、施工性も考慮したデザインを施しています。このため、量産性と施工性の良さが相まって公団住宅、民間賃貸住宅などに最もよく用いられています。下地の透き止めのため紙裏が茶色のものが多く、「茶裏」とも呼ばれています。
14. 中級織物:一般的によく用いられる織物で、使いやすい価格と変化のある風合いが好まれています。縦糸・横糸ともにレーヨン糸がよく用いられ、最近では長繊維のレーヨン糸も使われ始めました。模様(絵柄)は手加工のものを中心にさまざまな種類のものがあります。〔糸の打ち込み本数は、縦糸は30本/インチ程度、横糸は24本/インチ程度のものが多い〕
15. 普及品織物: 最も数多く用いられているもので、低価格と種類の豊富さを特徴とします。主として縦糸・横糸ともにレーヨン糸(短繊維)が使われます。模様(絵柄)は、特殊な輪転・オフセット・スクリーン印刷機などで加工されるため、画一的で無難なものが多くなります。〔糸の打ち込み本数は、縦糸は24本/インチ程度、横糸は22本/インチ程度のものが多い〕
日本の内装材料辞典】より転載
残念ながら上記以外の襖紙は現在一般家庭では、あまり需要がありません。
障子紙について
障子は、上記【日本の内装材料辞典】「襖の外観」ページ冒頭で次のように記されています。
襖は、昔は「障子」という言葉が広い意味で用いられていたため、「襖障子」と呼ばれていました。現在では、障子と襖は別のものとして区別され、襖は部屋の間仕切りや押し入れなど、実用とインテリアを兼ねた建具として使われています。
【日本の内装材料辞典】より転載
障子がベースみたいですね。
違いは、
襖は家の中を区切る建具
障子は家と自然を区切る建具
と思いませんか。
それでは現代の障子紙をご紹介します。
現代の障子紙
大きく【一般的な障子紙】と【特殊な障子紙】に分けられます。
【一般的な障子紙】
【特殊な障子紙】
「材料について」は以上です。
続いて「見本の選び方」をご紹介します。
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